居酒屋やカラオケ店で使われている業務用食材あれこれ
「うわ、まずっ!」
居酒屋とかカラオケ店のメニュー表はプロが撮影して加工することが多いので美味しそうに見えますが、実物と見比べるとあれ?って思ったり、期待していた味じゃないなんてよくある話です。
全部の店がそうじゃないですけど、基本的に冷凍食品ですからね。茹でたり焼いたりはありますが、全部チン♪なお店もあります。
冷凍食品以外にも一般向けには販売されていないさまざまな業務用食材がありますので、一部ご紹介します。
ソーセージ?いや、ゆでたまごです
サラダなんかにスライスして添えられている、ゆでたまご。
家庭で作ったものは、黄身が黒ずんでいたり位置がちょっとズレていたりしますし、たまごの形状を考えればスライスしたものが均等な大きさになるわけがありません。
ところが不思議なことに、居酒屋で出てくるものはすべて同じ大きさで黄身もきれいな黄色です。まるで金太郎飴のような…
そう、本当に金太郎飴のような業務用ゆでたまごがあるんです、これが。
もちろんこんなたまごを産むニワトリはいません。加工食品です。黄身の部分もしっかり黄色くなるよう着色料を使っており、卵白と卵黄の比率はきちんと守られているとか。
居酒屋だけではなく、コンビニのサラダとかデリバリーピザでも使われているので、まあ有名チェーン店ならほぼこれと思ったほうがよいかも。
このゆでたまごもどきは冷蔵保存ですが、錦糸たまごやらたまご焼きやらスクランブルエッグはすべて冷凍で販売されています。牛乳パックみたいなものに入っている卵白や卵黄もあります。幕の内弁当なんかによく入っていますが、ちょっと水っぽいあの卵焼きは冷凍食品。
何百食分も茹でたり焼いたりしてられませんて。
チーズであってチーズじゃないアナログチーズ
あつあつピザにのせられている、とろ~りとしたチーズ。でも、あれって実はチーズじゃなかったりします。
チーズとは牛やヤギの乳を原料とし、それを発酵させたものを指しますが、その乳をごく少量、あるいはまったく使わずに作られた「アナログチーズ」というものがあります。主原料は大豆や米。
コピー食品というもので、チーズに比べるとかなり安く買えます。
デリバリーピザなんかほぼ100%コレじゃないかと思いますが、まあそれが悪いというわけではなく、ベジタリアンとかアレルギーがある方でも食べられますので、「これはチーズです!」と錯誤させなければ問題ありません。
日本では「乳製品」ではなく「乳等を主要原料とする食品」に分類されておりますが、ピザのように加工されたものだと一般消費者にはチーズなのかアナログチーズなのかわかりませんわな。
僕は美味しければどっちでもいい派です。
誰でも同じ味。レンジ用・ボイル用レトルト
カラオケ店では、厨房専用スタッフがおらず、バイト全員がフードやドリンクを作れるようにしているところもあります。
ここで問題となるのが「誰でも同じような味を出せるか」ですが、これをいとも簡単にクリアしてしまうのがレンジやボイルだけで作れるレトルト食品。
ポテトやから揚げなんかは油の温度や時間で味が変わりますが、レンジで温めるだけならバイト歴3ヶ月の高校生でも勤続20年のおっちゃんでも同じ味になります。
レンジだけで済む加工済み食品はいろいろありますが、オムライスとかパスタなんかレンジでできますし、麺類・丼もの・カレーライスはボイルでOK。寿司やケーキなんかは自然解凍でございます。
「誰でも同じ味」ですが、言い換えれば「誰が作ってもたいして旨くない」ということかも?
まとめ
ちゃんと開店前から下ごしらえして、冷凍食品をあまり使わないようにしている店もあります。
ちなみに、業者をちゃんと選ばないと、冷凍ものが半解凍になって運ばれてきたりしますので、そこら辺はしっかり管理しないといけません。
今度、配送業者の裏側も怒られない程度に暴露しますw
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