放射冷却現象のため、北海道の冬は晴れのほうが寒いのです
今年は雪が積もるのが遅いかなーと思っていたら、ようやく冬景色になってまいりました。
北海道=雪=寒い、というのが一般的な認識かなと思いますが、実は雪が降ったほうが暖かく、逆に晴れの日はものすごく寒いのです。まあ、「暖かい」といっても気温はマイナスなんですけどね。
なぜ晴れると寒くなるのか。これは放射冷却という現象なのでございます。
晴れると寒くなる!?放射冷却とは
もちろん、日中に晴れていれば太陽の熱で暖かくなるので、正確に言うと夜間から早朝の話です。これは地熱が関係してきます。
小難しい話をすると、物体は温度に応じた電磁波を放出しています。で、高温の物体から低温の物体にエネルギーを伝達することを放射と言います。
簡単に言うと、地面は熱をもっており、その熱はじわじわと上空に向けて放出されているってことですね。
で、くもりの日には上空に雲がありますので、熱はその雲に吸収され、雲はふたたびその熱を地表にむかって放射します。雲があることで地熱がぜんぶ逃げないようガードされてる感じ。
晴れの日にはガードするものがありませんので、地熱はぜーんぶ逃げてしまいます。そうすると、北海道は氷の世界と化し、午前6時の気温が-30℃とかいっちゃうのです。
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あ、井上陽水さんをリアルタイムで聞いていたほどおっさんじゃないですw
氷点下25℃になると、小学校の登校時間が遅くなる
道民の僕でも-30℃の世界を何度も体験しているわけじゃありませんが、小学生時代は-25℃を超えるとちょっぴり幸せになれました。
なんと、登校時間が1時間遅れるのです。-40℃になると休みという噂がありましたが、残念ながらそれは体験せずに卒業しちゃいました。ただの噂だったのかも。
当時は放射冷却なんて言葉は知りませんでしたが、晴れた日の翌朝はチャンスかも、というのは子どもながらに実生活から学んでおりました。-24℃だったときの悔しさといったらwww
ちなみに2月ごろが一番冷え込みますので、北海道にお越しのさいはお気をつけくださいまし。
余談
ただいまブログに雪を降らせておりますが、背景が白のためほぼ見えませんw
方法はいろいろありますが、WordPress プラグインなら「Snowy」というプラグインをいれれば簡単に雪を降らせることができます。
背景色を変えようか、雪の色を変えようか・・・
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