ボウリングが2020年東京オリンピックの正式種目になる!?
2020年に開催される東京オリンピックに向けて、全日本ボウリング協会(JBC)が動き出したようです。
1988年のソウルオリンピックではエキシビジョン(公開)種目としてボウリングが採用されたことから、今回は正式種目としての採用を見込んでいるようですが…
残念ながら日本ではボウリングって衰退してるんですよねー。
開催都市が追加実施種目を推薦できる
JBC がなぜ動き出したかというと、先日アジェンダ2020が承認されたからのようです。
国際オリンピック委員会(IOC)は、アジェンダ2020と呼ばれるオリンピックの改革案を12月8日に開催された臨時総会で承認しました。
(中略)
その他、開催都市が新たな競技を提案できる権利も認められることから、2020年東京オリンピックでは日本が得意とする野球・ソフトボールの追加提案が有力視されるほか、空手・スカッシュなども検討候補になりそうです。
開催都市が新競技を提案できる! てことはボウリングいけるんじゃね!? という話。
さっそく全国各地のボウリング場には署名集めの要請が届いているとか。JBC のサイトにも署名簿用紙がアップされております。
(追記:署名活動は終了しました)
最終的には IOC(国際オリンピック委員会)が採用決定の判断を下しますが、野球が公開種目から正式種目に昇格された経緯があるので、ごくごくごくわずかな望みはありますねー。
ボウリング業界が衰退している理由
正式種目の採用基準として、「普及度」があります。誰もやったことのない、興味のないマイナーなものは採用しませんぜ、てこと。
その点、ボウリングに関しては、一時期ブームになっておりましたのでそこそこ普及していたんじゃないかと思います。残念ながら僕は生まれておりませんw ただ、その普及度は年々減少しているはず。
だって、今年(2014年)だけでも30近いボウリング場が閉鎖になってますからね。で、近くにボウリング場がなくなると、よほど熱を入れている人以外、わざわざ離れたところまでボウリングをしにいくことはありません。
北海道でも、札幌駅近くの「サッポロテイセンボウル」が来春閉鎖することになりました。
閉鎖する原因は主に2つ考えられます。
- 施設の老朽化
- 経営者の高齢化
古いところだと、築40年ほどになっております。そろそろ建て直さなければならないのですが、残念ながらこれから億単位のお金を投入して回収できる見込みがない。
ボウリング人口が減る → ボウリング場閉鎖 → さらに人口が減る
こんな負のスパイラルに陥っているわけです。
で、建物と同じく経営者も高齢化しております。後継者がいない。儲からないから誰も買ってくれない。
もしオリンピックで正式種目になれば、日本に再びボウリングブームが訪れる! そうすれば人口もセンターも増える! と願っているようですが、果たしてそう上手くいくかどうか。
ボウリング業界は閉鎖的な気がする
ボウリングは幼稚園児でもご年配の方でも楽しめるスポーツです。プロでもアマチュアでも、同じボウリング場で、同じレーンでボールを投げます。
ところがですね、ちょっと上手なマイボールを持っているアマチュアの方々は、一般人の参入をかたくなに拒否する傾向があります。
一般人のことを「ハウスボウラー」と呼ぶのですが、そのハウスボウラーが投げたレーンでは投げたくないとか、隣のレーンだと投げづらいとか。ハウスボールもってサムレスでグリグリ曲げて遊ぶ若者にたいして、ふん、と鼻で笑うような。
娯楽と考えるか、競技と考えるかの違いだと思うんですけどね。
一方で、ボウリング業界の方々は、「ハウスボウラー」を「マイボウラー」にしたい。そして「競技ボウラー」にしたいと考えております。それが業界復興の近道であると。
そんなんで盛り上がるのかなー。プロボウラーの競技見てるより、芸能人の英語禁止ボウリングとかのほうが面白いと思うけどなー。
P★LEAGUE が地上波で放映されるようになれば、また変わるのかも。
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いちボウリングファンとしては、オリンピックの正式種目になってほしいと思うので、どこかで署名しときますw
正月はボウリングしてくるぞー!
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